ティール組織で追加したもの⑵
『提案・助言プロセス』
HOLISのティール組織とは?
ティール組織の3つの柱のうちの1つとなる『自主経営』。それを実行していくにあたって根幹となる制度がこの『提案・助言プロセス』です。この制度が正しく機能しなければ、社員一人ひとりがすべての意思決定をすることはできません。大まかなルールは以下の通りです。
- 組織の問題については誰でもどんな内容でも決定ができる。
- 意思決定する前に、問題の関係者と問題の専門家に助言を求める必要がある。
- その助言を尊重する必要はあるが、従う義務はない。意思決定はあくまで個人。
- 意思決定の内容と行動の責任は個人に帰属するが失敗しても責任を取らされることはない。
この『提案・助言プロセス』を導入した当初は、私に相談が来て「決めてください」「承認してください」ということも度々ありました。その都度「私は決めないよ」と話していたら、今では一人ひとりがその問題の関係者から助言を受けて自ら意思決定をしています。
他にも嬉しかったのが、過去には部長や店長といった責任ある役職者からしか出てこなかった提案が、20代の若手社員からも出てくるようになったこと。「新しくこんなカテゴリーの衣裳を仕入れたい」とか「新店舗を出したい」と言った意見が活発に出るようになり、実際に新しい事業も生まれています。過去には、一般社員が意見や提案を出す場自体がなかったことを考えると、非常に大きな変化だと思います。
HOLISは新しい組織体
「ティール組織」で会社を運営しています。
社員のホンネや、具体的な組織の運営方法についてなど、動画でご紹介しています。
新しい経営スタイルや働き方に興味がある方は、ぜひご覧ください。