ティール組織で追加したもの⑴
『5つの口座とお金の見える化』
HOLISのティール組織とは?
ティール組織への移行に伴って、各事業部の売上を5つの口座に振り分けることにしました。①利益口座、②オーナー口座、③法人税口座、④経費口座、⑤銀行への返済口座の5つです。それぞれに入金する金額は売上の○%と割合を決めているので、その金額を各口座に振り分ける仕組みとなっています。それぞれの口座の役割は以下の通りとなっており、全従業員が店舗PCからIDとパスワードを入力すればすべての口座の金額が見られるようになっています。
① 利益口座
四半期に一度、社内預金者に残高の半分が分配されます。
② オーナー口座
年に1回、残高がすべて会社の所有者に分配されます。
③ 法人税口座
法人税が支払われます。年に1回、残高がすべて会社の所有者に分配されます。
④ 経費口座
仕入、宣伝、設備、給与など事業運営に必要な経費はここから支払われます。四半期に一度、残高の4分の1を業績給として社員に分配します。
⑤ 返済口座
これだけ自由な事業運営を人のお金でやりたくなかったので、借入金を一刻も早く返済するためにこの口座を設けています。
この中で、社員が自由にコントロールできるのが④の経費口座。何をいくらで仕入れるのか、広告費にいくらかけるのか。その判断はすべて現場で働く従業員一人ひとりにゆだねられています。ただ、余った経費の4分の1は四半期ごとに社員に分配されるので、経費を使いすぎると自分の給与にダイレクトに影響してしまいます。結果的に『コスト削減』をクチ酸っぱく言わなくても、自然とコストが下がりました。
一方で、販促費を削りすぎると売上も上がらず利益も増えません。何にいくら投資するべきか。その費用対効果はどうなのか。現在のHOLISでは、従業員一人ひとりが経営者と同じレベルで考え、仲間と議論し、自ら判断を下しています。
※「お金の見える化」については、こちらのインタビュー記事もご参照ください
https://tebanasu-lab.com/column/10761/
HOLISは新しい組織体
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